新たに発足した公立諏訪東京理科大学ゴルフ部のメンバーら=三井の森蓼科ゴルフ倶楽部

プレーの楽しさ若い世代に 諏理大ゴルフ部誕生

2024/07/03 06:00
社会

茅野市豊平の公立諏訪東京理科大学にゴルフ部が誕生した。若い世代にゴルフの楽しさを伝え、プレー人口拡大を願う地元のゴルフ場「三井の森蓼科ゴルフ倶楽部」(幡野光次支配人)が練習場やコース、道具の貸し出し、ティーチングプロによるレッスンなどを無料で全面的に協力する。軟式野球部の7人が入部し、1日夕、初回の練習が同ゴルフ場であった。週1回練習を行い、秋のコースデビューを目指す。

 

同ゴルフ場理事の野村稔さん(野村ユニソングループ会長)が大学との橋渡しをした。3月に「ゴルフ部創部ゴルフをやろうぜ!」の企画を同大学に提案し、いろいろなスポーツに興味があったという7人が手を挙げた。6月に同校で顔合わせを行っている。

 

指導に当たるのは日本プロゴルフ協会会員の関信夫さん(67)=同市宮川=。部員は1年生2人、3年生2人、4年生3人。練習場に数回行った人が2人で、ほとんどが未経験者。初回の練習には5人が参加。練習場でグリップの握り方やスイングなどの基本を教わり、早速、ボールを打ってみた。

 

使ったのは7番アイアンのみだが、数回で感覚をつかみ軽く100ヤードを超す部員も。悩む場面もあったが「力じゃないね」「当たると気持ちいい」「野球と感覚が似てる」「毎日来たい」などと話しながら夢中で取り組んでいた。

 

同ゴルフ場では、学生のアルバイトも求めていて、部長で4年の小野寺和斗さん(22)=岩手県出身=は「お金もかからず基本から教えてもらえて、アルバイトもできるのはありがたい」と喜んでいた。

 

「野球をやってるからこつさえつかめばあっという間だと思う」と関さん。プロを目指したことのある幡野支配人は「学生には敷居の高いゴルフだが、今のうちに楽しさを知ってもらい、将来、何らかの役に立ててもらえたら」と話していた。

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