諏訪市、民間事業者、有識者が官民協働でつくる「SUWAブランド推進委員会」は、同委員会が認定する諏訪地域のローカルブランド「SUWAプレミアム」の商品を、大手通販サイト「Amazon」で販売する準備を進めている。商品を出品するだけでなく、サイト内にSUWAプレミアムのストアページを開設し、販路拡大と認知向上を目指す。早くて9月の販売開始を予定している。
SUWAプレミアムは「澄み切った繊細さ」をコンセプトに諏訪6市町村で作られ、諏訪らしさや作り手の思いが感じられると認定された商品で構成する。2014年4月、同市豊田のSUWAガラスの里内に「SUWAプレミアムショップ」を設置し、18事業者の53アイテムで販売をスタート。定期的に認定審査会を開き、現在は工業製品から食品まで56事業者の114アイテムがそろう。
大手通販サイトへの出品は、コロナ禍で同施設への団体客が減ったこと、ネットショッピングなどの非対面式の購入方法が浸透してきたことを踏まえて検討。これまでも独自のECサイトを作ってネット販売をしていたが、非対面式の販売をより強化する方針とした。
新たな販路開拓に向け、プロポーザル(企画競争入札)方式で立ち上げ事業の委託先選考を実施。流通額の大きさや、自社の調査で複数の大手通販サイトの中でも▽モノに強い▽男性ユーザーが比較的多い▽世帯年収が多い―との分析から、「Amazon」への進出を提案したRITAマーケティングパートナーズ(本社・熊本県)を委託先に決めた。
28日には、委員と同社が販売戦略や商品選定について打ち合わせを行った。最初は10アイテムから始め、毎月3アイテムずつ増やし、来年3月までに約30品目にする計画。業務はSUWAプレミアムショップが担うという。同委員会は売り上げアップに加え、同ブランドの認知が高まることで、事業者の社員の意欲向上や雇用の創出につながることも期待する。
岩波尚宏委員長は「これまで力を入れてきた、実際に手に取って見てもらう販売も大切にしつつ、新しい市場へのチャレンジをしていきたい」とし、「より多くの人にSUWAプレミアムの存在を知ってもらい、購入していただくとともに、諏訪に足を運んでもらうきっかけにもなれば」と語った。
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