冬の霧ケ峰で「ソリ人間コンテスト」を催した諏訪市の有志が、一般社団法人霧ケ峰Act(アクト)を設立した。趣向を凝らしたイベントで人と霧ケ峰の距離を近付け、貴重な自然や草原景観を守り育てる意識を高めることが目的。理念に賛同してくれる個人・法人会員を募り、持続可能な活動にするとともに、収益の一部を自然保護のために寄付する取り組みも継続する。8月24日に一社化後初のイベント「夏祭り」を霧ケ峰スキー場で開く。
設立発起人は市在住の大野曜子さんと後藤崇さん、有紀さん夫婦。人が集ってお金が落ち、思い出や環境保全につながる催しを市民主体でできないかと考え、同スキー場で2月、自作のそりと仮装で競い合うコンテストを開催。親子を中心に県内外の12組が出場した。
「豊かな自然や景色を大人だけじゃなく、子どもたちと一緒に考えていきたい」。夏祭りも子どもとその家族を主役とする考えだ。メインは自然の中で歌唱力やパフォーマンスを競う「のど自慢」。中世に武芸を競った霧ケ峰・旧御射山から着想した。同市上諏訪小学校の児童を対象に実行委員を募り、当日やりたいことのアイデアを出してもらったり、運営に加わったりしてもらう。
諏訪市や霧ケ峰旅館組合とも連携。そりイベントと同じく「霧ケ峰イベント割」の対象とし、参加者は対象施設にお得に泊まれるようにする。地権者の許可を得て霧鐘塔周辺にいすを置けるようにし、カフェバーを開設。富士山の遠望や草原景観を家族で楽しんでもらう計画で、夏山リフトの利用促進にも貢献する。
秋には焼きいも大会、冬はそり人間の他に焼き肉大会を構想。グライダーにちなんだ紙飛行機飛ばし大会、霧ケ峰検定など夢やアイデアは膨らむ。「霧ケ峰でのたくさんの思い出が、霧ケ峰を後世につなぐ大きな力になる」とメンバー。霧ケ峰高原をイメージした「ガミネ丼」。JR上諏訪駅周辺の飲食店に”霧ケ峰フード”の企画を持ち掛けるなどして「麓からも関心を高められたら」としている。定款や入会に関する詳細は二次元コードから霧ケ峰Actのサイトへ。
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