中央アルプスで国特別天然記念物に指定されているニホンライチョウの生息数を増やす「復活作戦」が、今年も中アなどで実施されている。復活作戦を取り組むきっかけとなった2018年に発見されたメスのライチョウ「飛来メス」が、今年も駒ケ岳で営巣して産卵し、抱卵を行っていることが、作戦を指揮する信州大学の中村浩志名誉教授の調査で分かった。
中村名誉教授は、21、22日の両日、中ア駒ケ岳でライチョウの巣を捜索。飛来メスを含む4巣を発見した。飛来メスは背の低いハイマツの中に営巣しており、餌を食べる際には、21分間にわたって高山植物の芽などを採食したり、巣に戻り抱卵を続ける様子を観察できたという。
飛来メスの年齢は10歳で、野生個体としては高齢。今年は6卵を産卵している。中村名誉教授は取材に、「飛来メスが中アに飛んでこなかったら、この事業が始まらなかったと考えると感慨深い」と語り、今年も無事にヒナがふ化することに期待を寄せていた。
駒ケ岳では27日から、ヒナを寒さや外敵などから保護する「ケージ保護」をスタート。7月末までの期間中は午前と午後の2回、親子をケージから出して周辺を”お散歩”させ、保護の職員が見守りながらヒナに高山で生きるすべを身に付けさせる。
復活作戦ではこのほか、長野市茶臼山動物園や大町山岳博物館(大町市)など国内4園で繁殖した個体を秋に中アで放鳥する計画も進んでいる。
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