養蚕に取り組む岡谷市川岸上の三沢区民農園は26日、蚕を蔟(まぶし)と呼ばれる四角形の枠に移す「上蔟(じょうぞく)」を同農園の蚕室(さんしつ)で行った。飼育する約4万頭の春蚕(はるご)が糸を吐き出して繭を作るための環境を整えた。
地域ブランド「岡谷シルク」の基盤となる養蚕。市では農園で育てた蚕の繭を使い、製糸、製品化までの工程を市内で担う取り組みを進めている。
今季の蚕は4回脱皮を繰り返した5齢で、体長7センチほどに成長した。同農園婦人部やボランティア、市内の岡谷蚕糸博物館の「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」のメンバーら約20人が作業に参加。桑の枝やふんを取り除いてから蚕を集め、蔟に移し替えた。
同農園の川尻三枝さんは「大きく元気よく育ったので高品質な繭になると思う」と期待。髙林千幸館長は「多くの人の協力を得ながら継続していきたい。岡谷産の繭と糸を使ったものづくりが広がっていけば」と話した。
7月上旬に全ての繭を市内の宮坂製糸所に出荷する。
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