養蚕に取り組む岡谷市川岸上の三沢区民農園は26日、蚕を蔟(まぶし)と呼ばれる四角形の枠に移す「上蔟(じょうぞく)」を同農園の蚕室(さんしつ)で行った。飼育する約4万頭の春蚕(はるご)が糸を吐き出して繭を作るための環境を整えた。
地域ブランド「岡谷シルク」の基盤となる養蚕。市では農園で育てた蚕の繭を使い、製糸、製品化までの工程を市内で担う取り組みを進めている。
今季の蚕は4回脱皮を繰り返した5齢で、体長7センチほどに成長した。同農園婦人部やボランティア、市内の岡谷蚕糸博物館の「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」のメンバーら約20人が作業に参加。桑の枝やふんを取り除いてから蚕を集め、蔟に移し替えた。
同農園の川尻三枝さんは「大きく元気よく育ったので高品質な繭になると思う」と期待。髙林千幸館長は「多くの人の協力を得ながら継続していきたい。岡谷産の繭と糸を使ったものづくりが広がっていけば」と話した。
7月上旬に全ての繭を市内の宮坂製糸所に出荷する。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 もみじ湖一帯色づき始め マイカー規制始まる 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 山下清のペン画など初公開 岡谷美術考古館 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足日付で探す