伊那市富県小学校4年ほし組の児童24人が25日、学校近くの麦畑で小麦の刈り取りを体験した。地域住民でつくる「貝沼の自然環境を守る会」会員の手ほどきを受けながら、胸の高さまで伸びた麦を手鎌で根元から刈り取り、富県保育園の年中児18人と一緒に「はぞがけ」をして収穫の喜びを分かち合った。
10年以上続く保育園と学校、守る会の連携事業で、約18アールの麦畑のうち約2アールを借りて小麦を栽培している。児童たちは昨年10月に種まきを経験。刈り取り作業は1人1列、10メートル余りを担当し、冬を乗り越えてたくさんの実をつけた小麦を根元から刈り取り、直径15センチ程度の束にして「はぞ」に掛けた。
守る会から参加した40~80代の会員8人は、刃物を扱う時の注意点や束ねる際のわらの結び方などを指導した。単調な刈り取り作業が続く中、地域や家族の話題で盛り上げながら、子どもたちを農作業に誘っていた。
児童の1人(9)は「初めて麦刈りをして楽しかった。うどんなどいろいろつくってみたい」と話した。守る会の埋橋和樹会長(70)は「自分たちがまいた麦を収穫する喜びと苦労を知ってもらえたら。地元の自然環境を守り、古里を大切にする気持ちを育んでいってほしい」と願っていた。
麦は1週間ほど乾燥させて製粉する。60キロほど収穫できる見込みで、活用方法は学級で話し合って決めるという。
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