市民オペラ「夕鶴」の公演(県伊那文化会館主催)が30日、伊那市西町の同館で開かれる。プロの指揮者やソリストを迎えるとともに、地元の伊那フィルハーモニー交響楽団、いな少年少女合唱団が出演。日本語オペラ不朽の名作を、プロと市民の共演で繰り広げる。
日本の民話「鶴の恩返し」を基にした木下順二の戯曲「夕鶴」を、團伊久磨がオペラ化。1952年の初演以降、国内外で800回以上、上演されているという。
指揮を横山奏さん、演出を奥村啓吾さんが担当。ソリストに中江早希さん(ソプラノ)、芹澤佳通さん(テノール)、山本悠尋さん(バリトン)、氷見健一郎さん(バス)の4人を迎える。
一方、伊那フィルからは約60人、いな少年少女合唱団からは小学生~高校生の10人が出演する。
16日には、歌と演奏を合わせるオケ合わせや立ち稽古が同館で行われ、本番に向けた稽古を繰り広げた。子どもたちは昔話の時代に合わせて着物姿で登場。ステージに上がると伊那フィルの演奏に合わせてこれまでの練習の成果を披露した。
伊那西小3年の児童(8)は「かっこいいステージにしたい。音量や響きをうまく表現したい」、伊那東小6年の児童(11)は「歌声でその場面の気持ちを表せるようにしたい。ソロの部分もあるので、もう少し大きな声を出したい」と意気込みを話した。
チケットは全席指定で、一般3000円、25歳以下(公演当日)1500円(入場時に年齢が分かる身分証を提示する)。同館やホクト文化ホール、キッセイ文化ホールの窓口、ウェブの県文化振興事業団チケットサービスで取り扱っている。
伊那市内の小学6年生は無料招待する。「昔話を知らない子どもも増えている。この機会に日本の昔話にも興味を持ってもらえたら」(同館)としている。
午後2時開演。全1幕、公演時間は約2時間の予定。
問い合わせは同館(電話0265・73・8822)へ。
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