諏訪湖でヨットを体験する県内の子どもたち。ロス五輪に出場した山本悟さんの話も聞いた

元五輪選手招き諏訪湖でヨット体験会

2024/07/01 06:00
地域

県セーリング連盟は30日、「諏訪湖ヨット体験」を諏訪市の諏訪湖ヨットハーバーで開いた。県内の小学3~6年生と中学生を対象とした体験会で15人が参加。1984年ロサンゼルス五輪に出場した山本悟さん(61)=兵庫県=と一緒に湖上に繰り出し、風を受けて走るヨットの楽しさを味わった。

 

諏訪湖に親しみ、ヨットの競技人口拡大にもつなげたいと開催した。山本さんは大学生の時に五輪に出場し、現在は日本連盟のアカデミー委員会講師を務める。「開会式では10万人の視線を受けた。鳥肌がぶわっと立った」「練習は厳しいが、感動に出合うと過去の苦しさはなくなる」と経験を語り、今回の体験会でヨットが好きになって、4年後に長野県で開催される国民スポーツ大会の舞台に立つ子が出ることも望んだ。

 

子どもたちはまず、県連盟関係者から路面に置いた陸上ヨットで基本技術を学び、救命胴衣を着用して湖上へ。代わる代わるヨットに乗って舵を操るなどし、湖面をすいすいと進んだ。

 

山本さんは船に乗って並走し、アドバイスを送ったり激励したり、「楽しいかい」と問い掛けたりした。上田市の小学4年生(10)は「ヨットは初めて。風を切って進むところが楽しいです」と笑顔だった。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

日付で探す