葛飾、市川、岡崎、伊勢志摩など―。観光地などで各地の自動車「ご当地ナンバー」を目にして、こんなに増えていたのかと驚いた。国交省によると、2006年の制度導入以降、地名が示された車のナンバーは全国で133種に上る▼諏訪に続き上伊那でも、ご当地ナンバー導入の動きが。将来的な地域振興や地域間連携の強化を狙いに、上伊那広域連合が導入の方針を示した。年内にも検討準備会を設置し、具体的な検討に進むそうだ▼ナンバープレートには元来、管轄の運輸支局を示す地名が示されていたが、ご当地ナンバーの誕生で細分化した。県内も「長野」と「松本」だけだったが、「諏訪」をはじめ、来年度には「南信州」と「安曇野」が加わる。「諏訪」と「南信州」に挟まれて「松本」のままでは具合が悪い、なんて声もあったとか…▼広域連合は地域の知名度向上による観光や産業の振興、地域の一体感の醸成などを目指すとするが、例えば「諏訪」ナンバー導入で地域にどんな効果があったのか。この機会に検証してもいいのでは。「世田谷」を巡っては、富裕層が多く暮らすイメージもあるため車上狙いの標的になりやすいなどとして、区や区長を相手取る訴訟にまで至った▼いずれにせよ賛否が大きく分かれそうな提案。果たしてどんな結果に収まるのか。制度上は難しいかもしれないが、ある程度選択できる余地があればとも思う。
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