気を付けていたつもりなのに風邪を引いてしまった。このところの急な冷え込みが響いたようだ。ついこのあいだまで半袖で過ごしていたのがうそのよう。秋を飛び越して冬になったようで「四季」はどこへ行ってしまったのかと思いたくなる▼気象庁が先日発表した日本の10月の平均気温は1898年の統計開始以降で最も高くなった。長期的に見て気温は上昇傾向という。こうした状況を受け、あるアパレルメーカーは日本の季節を「五季」とみなして戦略を見直したという▼従来は春夏秋冬を3カ月で区切っていたが、春と秋を減らし、夏を「初夏・盛夏」と「猛暑」に分け、夏物の販売期間を拡大したそうだ。個人的には「三季」の方が実態に合っていると思っていたらメーカーによっては夏物と冬物だけの「二季」にしようとする動きもあると聞いてさらに驚いた▼猛暑にうんざりしていたらもう冬の足音。その冬も暖冬傾向が多い。こんなことが何年も続いているような気がする。四季は風前のともしびかもしれない。もっとも、今冬は平年並みの寒さという発表もあった▼夏の暑さで熱中症にならないように体を暑さに慣らせる「暑熱順化」に対し、「寒冷順化」もあるそうだ。寒くなると外出を控えたくなるが、外気に当たることで寒さに慣れてくるという。温暖化のことを考えれば一応季節通り寒くなってくれることもありがたく思えてくる。
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