11月14日は「ワールド・ダイアベティスデー」だった。聞き慣れないが、昨年までは「世界糖尿病デー」と呼ばれていた。今年から世界共通で使える言葉として、「ダイアベティス(Diabetes)」を用いて普及を目指すという▼この言葉の浸透を図る背景には、糖尿病に対する偏見の防止がある。正確ではない情報がもたらす偏見のために病気であることを隠したり、治療を中断したりする人がいるという。糖尿という病名の響きも決してよくない▼今月17日に小紙に掲載された「新健康よもやま話」で諏訪赤十字病院糖尿病・内分泌内科部長の小林正稔医師は、糖尿病は成人の4人に1人が関わり、国民にとって身近な病気だと指摘。風邪やけがと同様にもっとオープンでよいはずなのに、社会では「恥ずかしい」という偏見が伴いがちなのはなぜか―と疑問を投げ掛けている▼統計によると、2021年時点で世界の成人(20~79歳)の糖尿病人口は5億3700万人で、実に10人に1人の割合。特にアジア・太平洋地区は2億人以上いるという。もはや「世界の国民病」とも言える状況▼11月14日には諏訪赤十字病院をはじめ各地の医療機関や建造物がシンボルマーク「ブルーサークル」で彩られた。さまざまな願いを込めて呼称が変わった「ワールド・ダイアベティスデー」。なかなか覚えにくい言葉だが、記憶にとどめておくことにしよう。
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