課題提出までの残り時間が迫る中、必死で仕上げるという週末を今夏から送っている。大学を卒業して20年余、公立諏訪東京理科大学(茅野市)で始まった社会人リカレント教育講座を受講中だ。オンラインが中心だが、大学で学ぶ挑戦は苦しさもあり、楽しさもある▼社会人の学び直し「リカレント教育」が注目されている。学校を卒業して社会に出たら、学んだ知識を武器に収入を得て、定年まで逃げ切る。そんな時代は過去のもの。平均寿命が伸び、情報技術の進展はめまぐるしい。自らや家庭を犠牲にしてがむしゃらに働く「モーレツ社員」に疑問符を持つ世代は拡大中▼同講座で現在学ぶのはデータ活用術。統計を「平均値」で見ることを小学校で学び、それだけを頼りにしてきた筆者。同じ時期に欧米の子どもたちは数値の「ばらつき」や「関係」の素養を身に付けていたというから、日本のデータサイエンスが欧米から遅れたのも無理はない▼現在ではそうした教育も見直され「中央値」や「四分位範囲」なども義務教育で教わる。息子の宿題を手伝うことになり、面目を保てたのもリカレントのおかげ▼20年ほど前に流行ったウルフルズの楽曲「明日があるさ」。フランス人が上司となり、ボディーランゲージも通じない中でこれを「チャンス」と受け止め「勉強しなおそう」と前を向く。課題を提出して一服。来週もまた課題提出が待っている。
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