課題提出までの残り時間が迫る中、必死で仕上げるという週末を今夏から送っている。大学を卒業して20年余、公立諏訪東京理科大学(茅野市)で始まった社会人リカレント教育講座を受講中だ。オンラインが中心だが、大学で学ぶ挑戦は苦しさもあり、楽しさもある▼社会人の学び直し「リカレント教育」が注目されている。学校を卒業して社会に出たら、学んだ知識を武器に収入を得て、定年まで逃げ切る。そんな時代は過去のもの。平均寿命が伸び、情報技術の進展はめまぐるしい。自らや家庭を犠牲にしてがむしゃらに働く「モーレツ社員」に疑問符を持つ世代は拡大中▼同講座で現在学ぶのはデータ活用術。統計を「平均値」で見ることを小学校で学び、それだけを頼りにしてきた筆者。同じ時期に欧米の子どもたちは数値の「ばらつき」や「関係」の素養を身に付けていたというから、日本のデータサイエンスが欧米から遅れたのも無理はない▼現在ではそうした教育も見直され「中央値」や「四分位範囲」なども義務教育で教わる。息子の宿題を手伝うことになり、面目を保てたのもリカレントのおかげ▼20年ほど前に流行ったウルフルズの楽曲「明日があるさ」。フランス人が上司となり、ボディーランゲージも通じない中でこれを「チャンス」と受け止め「勉強しなおそう」と前を向く。課題を提出して一服。来週もまた課題提出が待っている。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足 輝く青い諏訪湖 蚕糸公園イルミ点灯 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 築150年の民家に耐震シェルター 岡谷の小口さん宅日付で探す