きょう8日は二十四節気の一つ「寒露」。秋冷が徐々に強まり、朝露が冷たい外気で凍る手前になる時期で、標高の高い地域などでは紅葉が進み、周りの景色も一気に秋めく季節となる▼四季がはっきりとしている日本では、季節の行事が多い気がする。最近は季節の境が分からないという声も聞かれるのだが、人の暮らしに季節や自然が深く関係しているのは間違いない。各種宗教行事も季節とは切っても切り離せないだろう▼宗教について深い知識もないし語ることもはばかられるが、最近「日本人に無宗教が多い」というネット記事を読んで少し違和感を覚えた。確かに特定の宗教を信仰している人の割合は少ないのだろうが、困難な出来事に遭遇した時などに「神様、仏様」という言葉がつい口をついて出る人は少なくない▼ある調査によると日本人の7割以上が信仰や信心を持っていないと公言しているという。日本は無宗教の割合が高い世界有数の国とされ、諸外国からすると異質なのだそう。それは日本人が宗教という定義を狭く捉えているからなのだという▼確かに日本人には「すべてのものに神が宿る」というアニミズム的思考が深く根付いている。それは小さなころから宗教観が自然と溶け込んだ生活を無意識に送っているからだろう。特定の教義を唱える創唱宗教を持たずとも人は何かに救いを求める。決して無宗教ではないと思うのだが。
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