電話が苦手な若者が増えているという。メッセージアプリの普及に伴い、電話を使う機会が減った現代。受話器越しとはいえ、直接相手と会話することに抵抗を感じる人も多いのだろう。相手の都合を気にせず、気軽に使用できるコミュニケーションツールは確かに便利だ▼通信大手のソフトバンクが社内で実施した調査によると、電話よりもテキストでの連絡を好む社員が全年代で約9割を占めた。「記録として残り後から読み返せる」「要件を整理してから伝えられる」との声も多く、私生活と仕事の両面で欠かせないツールになっているようだ▼「事前に聞くことを書き出しておけ」。駆け出し記者の頃、先輩から受けたアドバイスを今も実践している。電話取材で聞き漏らしを防ぐための対策。会話の流れを事前にシミュレーションできれば心強い。苦手意識の克服にもつながるだろう▼第65回電話対応コンクール県大会が今月、長野市で行われた。予選会を突破した24事業所の34人が一堂に会し、電話で見積書の作成手順を説明して客の意向に沿った商品を案内。日ごろの業務や練習で培った顧客対応力と営業スキルを競った▼客からの信頼は「言葉遣いや印象の良い話し方などの日々の積み重ねで変わってくる」と入賞者の一人は指摘する。電話対応は今なお社会人に求められる基本的スキル。無理なく対応できる会話の流れを身に付けておきたい。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
第50回信州書道展 紙面PDF
長野日報の紙面PDFをご覧いただけます
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 藤森照信さん設計の竪穴住居 「古過庵」完成 「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 輝く青い諏訪湖 蚕糸公園イルミ点灯 糸都岡谷の歴史発信 カードゲーム第1弾完成 笑顔で駆ける「米俵マラソン」 全国から479人 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 築150年の民家に耐震シェルター 岡谷の小口さん宅 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足日付で探す