ウェルビーイングという言葉を頻繁に耳にする。直訳すれば「良い状態」。あらゆる面で満たされた状態を指し、広い意味で「幸福」を示しているという。政治や経済、教育などさまざまな分野で用いられるが、概念的でいまひとつピンとこない▼個々人が幸せを感じる環境は千差万別。より良い社会を実現するためには経済状況や健康寿命など数値で示すことができる客観的要素だけでなく、主観的な幸福度も大切になってくる▼建物賃貸事業大手の大東建託(東京都)が実施した居住満足度調査「街の幸福度ランキング」の甲信越版で原村が2年連続1位となった。幸福度を10段階で評価してもらった結果、唯一偏差値80台の高い評価を得たという。人口減少が課題となる中、施策を講じる村としてもうれしい結果だったに違いない▼高評価の要因は何だろうか。回答者からは「好きな場所で子どもたちと暮らせる」「家族とも普通に仲良く過ごし、恋人とも友達とも仲良くさせてもらって楽しく過ごしている」との声が寄せられたそうだ。住む場所が住民の幸せを形作っているとするなら、大いに参考にしたい▼暮らしに収入の高さや居住地のイメージ、利便性を重視するなら今後も東京の一極集中は避けられないだろう。高齢化社会を迎えた日本で求められているのは人生の質。将来にわたって幸せに暮らす自分や家族の姿を想像できるなら十分では。
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