友人の母親が病院から退院した。入院したことを知らなかったので驚いた。話を聞いてみると大変な状況だったらしく、無事に戻ってくることができたことをうれしく思った。本人は必ず家に帰ると決めていたとのことで、その強い意志によるところが大きいのではないかと感じた▼家に戻って来て始めたことは「断捨離」。今まで捨てられなかった物を、少しずつではあるが処分しているという。入院中にいろいろなことが頭に浮かび、今後のことが心配になったそうだ。さらに今まで以上に周囲の人に感謝できる自分になったと▼「入院して痩せたのよ。脚なんかこんなに細くなって。今までダイエットしても、なかなかできなかったのにね。このまま維持できればいいのだけれども…」。こちらも「断捨離」ということか。どこまでも前向きだ▼友人の母親は家が片付くきっかけができて良かったと語っていた。友人も母親に感謝し親孝行を心掛けるようになったようだ。母親いわく「息子が優しくなったのよ」と。「でも、しばらくしたら、いつもの息子に戻っちゃった。毎日けんかばかり」と話す姿は幸せそうに見えた▼たとえ良くない出来事だと思えることでも、それが転機となって以前よりも良い方向に向かっているのではと感じることがある。楽観的な心と強い意志があれば、どんなことでも乗り越えていくことができるのではないかと思った。
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