働くことの意義。それは人間の本質的なニーズを満たす重要な要素の一つ。働くことで社会に貢献して自らも成長し、働くことで生活費を稼いでプライベートを充実させる。働くことは単なる手段ではなく、目的でもあると言えるだろう▼人生の一区切りとなる定年。かつて平均寿命が今ほど長くはなかったころは55歳だったが、やがて60歳となり、これからは65歳にまで延長されるだろう。既に約8割の企業が継続雇用制度を導入し、約2割は定年を引き上げ、約3%は定年制度を廃止している▼わが社でも最近、60代半ばに差し掛かり、40年近く勤め上げた会社を去った人がいる。人生の大半を過ごした会社を去る寂しさが勝るか仕事から解放される喜びが勝るかは分からないが、「老兵は死なず去り行くのみ」とばかりに静かに社を去り、新たな人生を踏み出した▼平均寿命からすれば定年後のセカンドライフは20年あまり。長いようで短い、短いようで長い。そんな20年を充実させるための思考とはどんなものなのか。長いこと働いた分、のんびりしたいのは分かるが、毎日だらだら過ごした結果、急激に老け込んだ人を何人も見てきた▼定年後の過ごし方は「メリハリ」が大事だという。定年後に何かをしなければいけないわけでもないが、「何もすることがない」と嘆くのも寂しいもの。定年後の人生をいかに楽しめるかは、本人の気持ち次第だろう。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足 輝く青い諏訪湖 蚕糸公園イルミ点灯 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 築150年の民家に耐震シェルター 岡谷の小口さん宅日付で探す