真夜中のコンビニエンスストア。かなり高齢に見える方が働いていて驚いた。こんな時間に大変だ。一緒にいるのは孫ほど年齢が離れたベテランと思われる店員。指導役といったところか。あれこれとアドバイスをしている。まさに”じいじ”と”孫”コンビ▼”じいじ”はおしゃべり好き。客が会計をするたび世間話をしている。それを見た”孫”が小声で、無駄話はしないようにと注意しているようだ。「はい」と元気に返事はするのだが、またお客と話をしている▼店に行くたびに”じいじ”はだんだん仕事に慣れてきていると感じた。心に余裕が生まれてきたのだろうか、今まで以上に世間話に花が咲いている。”孫”に注意されるのではと思っていると、もう何も言わなくなっていた。諦めたのだろうか▼その光景を見てふと思った。推測だが、諦めたのではなく認め始めたのではないかと。コンビニのマニュアルがどうなっているのかは分からないが、何気ない会話によって、店に温かみが生まれる。真夜中の癒やしのスポット。”孫”はそれを感じたのではないかと勝手に想像した▼立場や経験、年齢の違いがあってもお互いから学べることはある。そのためには素直さが大切だ。その気持ちを持って人に接していけば、人間として伸びていけるのではないだろうか。自分の可能性は無限大。「成長続くよ、どこまでも」との心で歩んでいきたい。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足 輝く青い諏訪湖 蚕糸公園イルミ点灯 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 築150年の民家に耐震シェルター 岡谷の小口さん宅日付で探す