近年キャッシュレス化が進み、現金を使う機会が少なくなる中、今も自動販売機は現金が必須。しかし何度硬貨を投入しても戻って来るケースがある。投入した硬貨をよく見ると2021年11月に発行を開始した新500円玉だった▼お金と言えば20年ぶりに刷新される新紙幣が、いよいよ7月3日から発行を開始。一万円の肖像画は「日本の資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一、五千円は女性の地位向上に尽力した教育家・津田梅子、千円は「近代日本医学の父」とされる細菌学者・北里柴三郎だ。それぞれの出身地は盛り上がっていることだろう▼新紙幣は楽しみではあるのだが、ふいに「一万円札の肖像画は誰」と聞かれたら思わず「聖徳太子」と答えてしまいそう。個人的に聖徳太子のイメージが頭に焼き付いているからだ。そう言えば二千円札はどこに行ったのかととりとめのないことも考えてしまう▼世界ではキャッシュレス化が進んでいるとはいえ日本はキャッシュレス決済の後進国なのだそうだ。お隣韓国では96%以上がキャッシュレス決済をしているのに対し日本は4割程度とまだ少ないのが現状だ▼日本は紙幣への信頼が高く、ゆえに現金崇拝が強い国。治安が良くて盗難リスクが少なく、偽札の心配も少ないことの裏返しでうれしくもあるが、これからは現金、特に紙幣の活躍の場はさらに失われていくのだと思うと寂しくもある。
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