2025年4月1日付

2025/04/01 07:59
八面観

白馬、上高地、松本城…。東京や京都、富士山麓だけでなく、信州でも訪日外国人を目にする機会が増えた。出入国在留管理庁によれば、昨年の外国人入国者は約3678万人で過去最高という▼上高地では紅葉、白馬ではパウダースノーが外国人を魅了した。今は各地の桜を満喫している。訪日客や海外からの移住者は日本の春夏秋冬の美しさに驚くという▼四季の豊かさを当たり前に思っていると気付きにくいが、そんな美しい国に暮らす私たちこそ四季をもっと楽しみたい▼諏訪では厳冬の御渡り観察の区切りとともに春が立つ。一口に春といっても、降るものが雪から雨に変わり、地中に眠っていた虫たちが動き出し、昼夜の時が同じ長さとなるのを感じて先祖を参る、万物が清々しく明るくなり、穀物を育てる恵みの雨が田畑を潤す。他の季節と同様に春も実に多彩な表情を見せる。その表情を巧みにとらえ、1年を二十四節気七十二候に分けて季節の移ろいを表現してきた日本人。立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨と、春をこれほど豊かに言い表す感性は自然からの贈り物といっていい▼4月は新たな出発の時。入園、入学、入社し、異動となり、生きる環境が大きく変わる。新鮮な気持ちは時として不安や憂鬱を生むかもしれない。そんな時、自然の中に身を置いてみてはどうだろう。信州に海はなくとも山、川、湖が暮らしのすぐそばにある。

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