南箕輪村で公民館を開放する動きが広がっている。住民有志の自発的な活動で、施設を管理する区が予算を組み、役割を決めて行うものではないところに、人間関係を再構築するヒントが隠されているように思う▼昨今は少子高齢化が進み、価値観も多様化した。区役員のなり手が不足し、区や組(常会)に入らず、役員を敬遠して退会する人も目立つ。地方でも隣人との関係は希薄になる一方だ。公民館は会議や総会で使う程度、つながる場としての存在感に陰りが見える▼南箕輪村南原区の住民ボランティア「楽集会」は2022年4月から、週末の公民館を開放し、大人も子どもも集まれる場所を提供している。玄関前の黄色い旗が開館中の目印だ。3年間ですっかり定着し、子どもを中心に毎回20人ほどが館内で思い思いの時間を過ごしている▼楽集会から派生し、子育て世代が子ども食堂「ここカフェ」を始めた。水鉄砲で遊ぶ子どもの笑顔を見た年配のメンバーは、近く昔の遊びを伝えるグループを立ち上げるという。代表の越後幸益さん(81)は「みんながつながりを求めていることが分かった」と話す▼人は人の支えなしで生きてはいけない。楽集会では一人ひとりの事情を認め合い、できる範囲で活動してきた。区の運営を見直すのは生易しいことではないが、南原区の挑戦は示唆に富んでいる。道を切り開くきっかけになるかもしれない。
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