2024年11月30日付

2024/11/30 07:59
八面観

夜中のコンビニエンスストア。以前、かなり高齢に見える方が働いていることがあって驚いたが、今度は店員が外国の方で一瞬戸惑ってしまった。商品のことを訪ねる時、思わず身振り手振りをしながら説明してしまったが、そんな必要はなかった。冷静に考えてみれば当たり前のこと。普通に言葉は通じ買い物できた▼好きな物を多めにかごに入れたら会計の時に「それ値上がりするの?」と聞かれた。量が多かったためそう思ったのだろう。「いやいや何度も買いに来るのが面倒なので」と答えたら「ああ、なるほどね」と。そこまで微妙なことを察することができるとはと感心した▼外国の方とはいっても心は同じ。たとえ言葉が通じなかったとしても、気持ちは通じるだろう。同じ言葉で語り合えば、なお気持ちはつながる。逆に言葉が通じても、意見などの食い違いからすれ違うこともあるが、歩み寄る姿勢があれば元に戻っていく▼コンビニの店員さんは多様性。勝手にそんなことを思っている。来店する時間にもよるのだろうが、夜が多い自分としては親しみやすい感じの方が多い気がする。買い物するこちらの気持ちもあるとは思うが▼まちの商店が消えていく中、チェーン店という感じだったコンビニが、地域の個人商店のような印象を受けるようになった。客層もかなり幅広い。そこで働く人も含めて、なくてはならない存在となっている。

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