いろいろな選挙の投開票日の夜。候補者の事務所を訪れて取材させていただいた。集まってくる支持者たちの、開票を待つ何となくざわついたムードが伝わってくる。ある種の熱気に包まれている▼取材を終えて外に出ると、いつも感じたことがある。今までいた場から雰囲気は一変し、まちはいつもと変わりなくたたずんでいる。でも、その静かなまちの中にこそ主役はいるのだと。言うまでもなく、選挙結果を決めるのは一票一票を投じた有権者なのだから▼その意味で、投票率が気にかかる。総務省のホームページで衆院選の投票率を見ると、最近4回は50%台で推移している。前回2021年は55・93%だった。年代別では10代が43・23%、20代が36・50%、30代が47・13%と、若い世代の投票率は他の年代に比べて低水準にとどまっている▼投票率が50%を切れば、これはもう民主主義と言えるのだろうかとすら思ってしまう。かくいう自身も恥ずかしながら、20代のころは投票に行かなかった。たった1票が結果を左右することはない―。が、思い直した。その1票が積み重なって何かを生み出すのだ▼あす27日は衆院選の投票日。せっかくの権利なのだから、行使しないともったいない。本紙統合版10月23日付が伝えていた下諏訪向陽高校3年生の「政治に関わるには、投票しないことには始まらない」の声が心強い。ちょっと、うれしくなった。
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