普段当たり前に接している日本語。勘違いから間違った使い方をしていることも少なくない。日々言葉や文章に携わる身でも間違いが起こる。私たち日本人にとっても難しいと感じる言語である▼「大丈夫です」「結構です」―。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が発表した2023年の「世界の難しい言語ランキング」で日本語は5位。世界的にみても習得難易度が高い言語の一つとされる。その理由は平仮名以外に片仮名や漢字がある、漢字が別の読み方になる、語彙が多い、など。前出の通り、日本語は曖昧な表現も多く難解とされる。時に誤解を招きながらも、使い続けている言葉である▼日本語の総合的な能力を測る検定の一つ「日本語検定」。漢字だけでなく、敬語や文法など幅広い分野から問題が出題される。受検者は子どもから大人まで幅広く、23年は約1万5000人が挑戦したという▼伊那市内の小学3年生が、6月の日本語検定6級で満点にあと一歩の好成績を収め、表彰された。難易度は小学4年生終了レベル。学習前の漢字が数多く出題される試験でこの結果は、本人の努力に尽きる。次は5級(小学校卒業レベル)を目指すという児童は試験結果の感想で「言葉遣いに気を付けなければと思った」と▼衆院選は各地で舌戦が本格化している。曖昧な表現は時に誤解を招くこともある。有権者の心に届く、活発な論戦を期待したい。
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