このところ、比較的規模の大きな地震が国内で頻発しているように感じる。気象庁によると、震度5弱以上を観測したのは、能登半島地震もあり、今年はこれまで22回。昨年の1年間でも8回だから、かなり多い印象だ▼九州南部でも揺れ、東海沖や南海トラフとの関連が心配になる。地震はプレートや断層が動くことで発生するとされるが、メカニズムが複雑で予知は難しいとか。頻発によりエネルギーを小出しに放出してくれればと思うが、そうもいかないらしい▼であれば、やはり備え、ということになる。能登半島では懸命な復旧作業が続くが、発生から3カ月を経て、石川県内の避難者は8千人以上。断水も7千戸以上という。被災地周辺に宿泊施設が少なく、作業員の確保などに苦労しているためとされる。この状況が長引くと、被災地からの人口流出も懸念される▼3日に発生した台湾地震では、道路などインフラ設備の復旧、プライバシー保護を考慮したテントが配された避難所の開設、食事、日用品の提供など、素早くて手厚い対応が注目されている。もちろん能登とはさまざまな条件が異なるが、官民の連携など、見習う点はありそうだ▼もともとは日本から学んだという台湾の災害対応。日本の避難所は被災者に我慢を求める雰囲気がある―。被災者目線の災害対策になっているか。関係者の言葉に、今後のヒントがあるような気がした。
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