歓送迎会や卒業・入学の季節となり、記念撮影をする機会が増える。定番の掛け声は「はい、チーズ」だが、「1足す1は? にー」「はい、キムチ」なども聞くことがある。いずれも口に出すと口角が上がって笑顔になるように工夫されている▼「はい、チーズ」と言われて撮られる側がするポーズはピースサインが定番だが、これも時代によって流行があるもので、ネット上の流行をまとめた報道の幾つかによると昨年は「ひき肉ポーズ」が「バズった」(話題になった)▼6人組の中学生ユーチューバー「ちょんまげ小僧」のメンバー「ひき肉」さんがあいさつをする際の両腕を伸ばすポーズだ。携帯電話にカメラが付いて久しく、世界中で日々膨大な数の写真や動画が撮られるようになり、SNSが普及したことで、何が「バズる」か分からない時代だ▼先日、岡谷蚕糸博物館で繭人形作りのワークショップを取材した。完成した繭製の白鳥を手に参加者全員で記念撮影をした際の掛け声が「はい、シルキー」だった。初めて聞いたので強く印象に残った▼口角が上がる言葉で、かつ「シルクのまちおかや」にちなんでおり、おしゃれで気が利いている。「シルキー」も何かの拍子にはやったりしないだろうかと想像してしまう。バズることにはデメリットもあるのだろうが、人が「はい、シルキー」と口にするのは、少なからず幸福な時間だろうから。
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