新年度が始まったきのうは諏訪湖にとっても特別な1日だった。諏訪湖創生ビジョンで掲げる「人と生き物が共存し、誰もが訪れたくなる諏訪湖」。目標に向かって加速していく出来事が重なった▼県と3市町が進めていたサイクリングロードの整備が完了し、湖周約16キロの全線が開通した。同時に、岡谷市の湖畔には水環境や生態系の調査研究拠点「県諏訪湖環境研究センター」が開所。情報発信と学びの拠点としての役割も担う▼もう一つは河川空間のオープン化区域の指定である。諏訪市と岡谷市の湖畔の一部区間が1日付で県内初の指定を受けた。地域の合意を得た民間事業者による河川敷地内での営業が可能になる。他県での事例を見ると、オープンカフェやキャンプ場の営業もある。諏訪湖畔でのこうした光景を想像するだけでわくわくする▼にぎわい創出に期待が寄せられるが、湖畔の利活用によって多くの人と諏訪湖の距離が近付くことが何より大きいと感じる。水質浄化が進んだ一方、水草ヒシの大量繁茂など新たな課題が生じている。解決には人手や労力、資金も必要だ。湖の恵みや魅力とともに課題を肌で感じ、目標に向けて協調の動きが広がればいい▼年度始めは取材が盛りだくさんだが、合間を縫って開所したての同センターに足を運んだ。1階は展示スペース。湖や生き物のために一人ひとりができる行動をぜひここで得てほしい。
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