岡谷市に転入して10カ月、まだまだ味わったことのない魅力がたくさんある―と市観光協会「推奨みやげ品」審査会を取材して感じた。ウナギやワカサギの加工品、シルク製品はまさに岡谷の特色が現れた土産品だが、今回は諏訪地域では珍しいおやきも登場した▼観光庁のインバウンド動向調査によると今年7-9月期の訪日外国人の費目別旅行消費額は全体で1兆9480億円。このうち宿泊費の6555億円に次いで買い物代が5622億円と全体の29%を占め、その割合は前年同期比で2.6ポイント増加している▼ちなみに、国籍・地域別に見ると、買い物代は中国が最も高く、1人当たり9万8418円。宿泊費、飲食費、交通費はイタリアが、娯楽等サービス費はロシアが高いのだという。いずれにしても土産物品の開発は商業的にも大きなチャンスの時期になっていると言えるだろう▼岡谷市の土産品を見ていたら、そば好きのリクエストに応えて作ったつゆや、独自の方法で米粉に麹を付けたもの、15分以上回る精密な金属のこまなど興味深いものがたくさんある▼土産品には、その土地ならではの産物を家族や知人に配ってもらうことで地域のPRにつながることが期待される。他方、調べてみると地元住民でも意外と知らない食べ物や技術があることが分かって郷土の魅力の再発見にもつながる。地域活性化の手掛かりとして改めて注視したい。
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