ドゥッカヴィヴィットが辰高ジャージーをアップサイクルした衣装

辰高、西小とデザイナー 古着再生でファッションショー

2024/07/14 06:00
社会

辰野高校(辰野町)の文化祭「桜陵祭」一般公開が13日開かれ、同校3年地域探究コース生徒と辰野西小学校4年生、ファッションデザイナーユニット「DOKKAvivid(ドゥッカヴィヴィット)」がコラボしたファッションショーが行われた。不要になった古着に手を加えて新たな価値を生み出す「アップサイクル」を意識した「地球に優しいファッションショー」で、ものを大切にするSDGsの理念を来場者に伝えた。

 

ファッションショーは、今年2月の大阪文化服装学院とのオンライン交流で、ドゥッカヴィヴィットの夏明豊さんと菅内のどか佳さんの2人と知り合ったのがきっかけ。アップサイクルファッションを生み出す2人の理念に共感した生徒たちが協力を依頼し、ショーを計画。交流のあった辰野西小4年生とのコラボも決まった。

 

生徒と児童は週1回集まり、8班に分かれて衣装を制作。班ごとにテーマを決め、ドゥッカヴィヴィットの2人から直接指導やオンラインでアドバイスを受けながら、町民提供や自分たちで集めた古着を使って衣装を制作。赤ちゃん用のワンピースをバッグにしたり、大きいジーンズをオーバーオールにしたりするなど、協力して独創的なファッションを生み出した。

 

ショーでは、出演希望の児童や生徒がモデルになってステージに登場。班ごとに堂々とランウェイを歩いて制作した衣装をアピール。審査員を務めたドゥッカヴィヴィットの2人も学校ジャージーをアップサイクルした衣装を披露。会場を大いに沸かせた。

 

夏さんと菅内さんは「それぞれの思いを形にしようとする姿は初心を思い起こさせた」と話し、西小の児童の1人は「お兄さん、お姉さんといろいろな経験ができてよかった」、辰高の生徒の1人は「みんなの力でかわいい服ができて最高」とショーの成功を喜んだ。

ファッションショーを成功させた辰高生と西小児童、ドゥッカヴィヴィット
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