下諏訪宿本陣の「明治天皇御小休記念茶会」で抹茶を味わうヨルダンのリーナ駐日大使

下諏訪宿本陣 ヨルダン駐日大使ら茶会楽しむ

2024/06/25 06:00
文化

下諏訪町の下諏訪宿本陣岩波家は24日、「明治天皇御小休記念茶会」を同本陣で行った。ヨルダンのリーナ・アンナーブ駐日大使や金子ゆかり諏訪市長、宮坂徹下諏訪町長、佐久秀幸諏訪観光協会長ら約10人が出席。明治天皇が巡幸の際、御小休所となった本陣の庭園を眺めながら、茶懐石温石を食べ、抹茶を楽しんだ。

 

明治天皇は1880(明治13)年6月24日に同本陣を訪れており、これを記念して初めて茶会を開いた。茶懐石温石は京都大学医学部OBを中心とした茶道愛好グループ「茶和会」がプロデュース。和田峠の黒曜石湧き水を使い、贅を尽くした料理を用意した。

 

リーナ大使は同国の元観光遺跡大臣で、2021年に中山道の観光の可能性を探ろうと同本陣を訪れており、今回は2回目の訪問。日本との友好観光のために訪れた。抹茶の濃茶は聖徳太子ゆかりで最上級の京銘茶を”奇跡の水”と言われる貴船神社(京都市)の名水で点て、薄茶は岩波家第28代目当主の岩波尚宏さんがお点前を披露した。

 

岩波当主は「さまざまな人におもてなしの心を体験してほしかった。今後も毎年、記念茶会を開いていきたい」と話した。

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