今年度がスタートして約2カ月。新社会人の皆さんは少しずつ職場に慣れ始めたころかもしれないが、見知らぬ人とのやりとりに戸惑う人もいるはず。「コミュニケーション術」を指南する書籍に目を通す人もいるかもしれない▼フリーアナウンサーの福澤朗さんがコミュニケーション力を高める方法を話す講演会を聞いた。エネルギッシュに話す姿はテレビを通した雰囲気と変わらなかった。印象的だったのは話し方と同様に「聴き方」も重要だと指摘したこと。声のボリュームを含め「相手のペースに合わせて聴く」ことを勧めていた▼画一的な言葉ではなく”自分の言葉”を持つことが「相手に伝わる」と福澤さん。「まじ?」「チョー(超)~」といった若者言葉を多用せず、自分らしい言葉で。でも”自分の言葉”で語るのはたやすいことではない。自分本位ではなく、相手に伝わりやすい話し方や言葉は何か考えることが大切だと受け止めた▼生まれも育ちも違う他人は、そう簡単に分かり合えない存在である。理解するには相手の立場を尊重するなど互いの努力も必要▼入社したばかりの新社会人のスピード退職がニュースにもなる現代。コミュニケーションの取り方について生成AIに聞けばすぐ答えが返ってくるが、そこはちょっとこらえて自分の頭で考えてみる。人と人とのコミュニケーションに一般化できる100%の正解はないから。
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