緑あふれる季節。田植えが終わった水田に青空が映り込み、初夏ならではの光景が広がっている。とはいえ、「春眠暁を覚えず」は継続中。布団の中が心地いい▼個人的には最近、目覚めが早くなった。気候のせいか、それとも年のせいか。加齢とともに早起きになると言われるが、四十路を過ぎた私にもその傾向が出始めたのだろうか。「早起きは三文の徳」であればいいのだが、ぼんやりと過ごす時間が大半。そう都合よくはいかないものである▼早起きによる一番の利点は、体のリズムが太陽の出ている時間に合うこと。もともと人間には昼に行動して夜に寝る生活リズムが仕組まれているのだという。体のリズムをコントロールする「体内時計」により、1日のうちで最も仕事がはかどりやすく脳がさえているのが午前中。学生時代は「勉強は午前中のうちに」と言われたものだ▼近年は、夜更かしが原因で睡眠障害やうつ病などに悩まされる人が少なくない。仕事や学校から帰宅後、息抜きをしたい気持ちからついつい寝る時間が遅くなってしまう。慢性化して疲労がたまると心身の両面にマイナスの影響を及ぼす▼朝の時間を有効活用して生活を充実させる「朝活」は言われて久しい。「人生100年時代」の昨今。睡眠は体と脳を休める大切な時間である。きちんとした生活が身に付けば睡眠の質も向上する。見直すのにちょうどいい時期だろう。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足 輝く青い諏訪湖 蚕糸公園イルミ点灯 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 山下清のペン画など初公開 岡谷美術考古館日付で探す