世界自然遺産に登録されている鹿児島県・奄美大島に伝わる民謡「島唄」を現地の歌い手が披露するイベント「信州下諏訪に響き渡る 奄美大島 島唄ライブ」が26日午後1時から、下諏訪町の食祭館で開かれる。昨年末、下諏訪観光案内所長で木やり師の小松直人さん(74)=同町樋橋=が奄美大島瀬戸内町で「木遣りライブ」を行ったことが縁で交流が深まり、今回は島唄を下諏訪の人たちに聞いてもらおうと企画。奄美大島の大島紬工芸品や物産の販売もある。入場無料。
小松さんの木遣りライブは、下諏訪町から奄美大島に昨年4月に移住した白井千智さん(50)=奄美市=との縁で実現。白井さんは昨春まで4年ほど同町を拠点に奄美群島から仕入れた調味料や食材を移動販売車で販売してきた。小松さんが奄美大島を訪ねるのに合わせ、白井さんら奄美の有志が実行委員会を立ち上げてライブを企画。当日は約100人の住民が木やりを楽しみ、下諏訪の物産にも親しんだ。
島唄ライブの発起人は、小松さんと、木やりライブの際にリンゴジュースを提供するなど協力したりんご農家「松澤農園」(下諏訪町)の松澤邦江さん。白井さんと縁のある町内事業者が協賛する。
当日は正午から、地元の赤砂長持ち保存会が長持ち唄を披露する。奄美大島瀬戸内町出身で、島唄大賞受賞者の永井しずのさんが歌い手を務める。小松さんと永井さんのトークや、奄美を紹介するビデオ上映もある。最後は島唄「六調」に合わせて総踊りで締めくくる。午後3時からは交流会や、黒糖や塩、フルーツ加工品など奄美の物産を販売。同町で大島紬を用いた商品を制作する作家の重山こずえさんも来場し、大島紬の小物類を販売する。
小松さんによると、製糸業で栄えた諏訪地方と、高級絹織物として知られる大島紬を生んだ奄美大島は”絹の糸”で古くから結ばれてきた。小松さんと松澤さんは「下諏訪で南国の島唄をぜひ生で聞いてほしい。奄美の素晴らしい文化に触れてもらい、絹の糸のつながりをさらに太くできれば」と呼び掛けている。
申し込み不要。問い合わせは小松さん(電話090・1423・7413)または松澤さん(電話090・6799・7391)へ。
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