初夏のコンサートに向けて練習に取り組む伊那フィルとエル・システマ駒ケ根子どもオーケストラの出演者ら

子どもオケと共演 19日伊那フィルコンサート

2024/05/15 06:00
文化

上伊那地方の音楽愛好家らでつくる「伊那フィルハーモニー交響楽団」は19日、「初夏の駒ケ根コンサート」(長野日報社など後援)を駒ケ根市文化会館大ホールで開く。「エル・システマ駒ケ根子どもオーケストラとともに」と題し、南米ベネズエラ発祥の音楽教育プログラム「エル・システマ」に基づき音楽を学ぶ子どもたちと共演。総勢70人ほどが出演し、親しみやすい曲を集めて楽しいコンサートを繰り広げる。

 

伊那フィルは1985年に発足。上伊那地方唯一のオーケストラで、春と秋の年2回、演奏会を開催している。エル・システマ駒ケ根子どもオーケストラとの共演は2回目で、管楽器を交えたダイナミックな演奏の機会を提供しようと企画した。

 

エル・システマは、家庭の事情にかかわらず、子どもたちが音楽を通して自己表現や居場所づくり、人と人をつなぐことを目指す取り組み。駒ケ根子どもオーケストラからは今回、バイオリンを中心に小学生~高校生の約30人が出演し、日ごろの練習の成果を披露する。

 

コンサートは2部構成で、全12曲を演奏する予定。うちエルガーの「威風堂々」などで子どもオーケストラと共演する。12日夜には2回目となる全体練習が伊那市の県伊那文化会館で行われ、指揮を務める春日俊也さんの指導で音を合わせた。

 

伊那フィルは「上伊那唯一のオーケストラとして地域の音楽文化に寄与したいと取り組んでいる。子どもたちとの共演は大人たちにもよい刺激になっている。心のこもった温かいコンサートにしたい」と話し、多くの来場を呼び掛けている。

 

入場料は全席自由で500円(高校生以下無料)。

 

問い合わせは伊那市生涯学習センター内の事務局・北沢さん(電話0265・78・5801)へ。

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