青年海外協力協会(JOCA、本部・駒ケ根市)は、オリジナルコーヒーブランド「協力隊珈琲」のドリップバッグとカンボジアの女性たちが作ったフェアトレード商品を組み合わせたギフトセット「カンボジア支援セット」を販売している。購入すれば、現地の女性たちの経済的自立につながると同時に、一人の少女の夢をかなえる支援になるという。同協会は「母の日の贈り物としておすすめ。数に限りがあるので購入はお早めに」と呼び掛けている。
同セットは、カンボジア支援を続けている公益社団法人セカンドハンド(高松市)とのコラボレーションで生まれ、昨年から協力隊珈琲のオンラインショップ限定で販売。女性の人気が高く、5月12日の「母の日」に合わせた限定ギフトセットとして実店舗での販売も始めた。
封入するフェアトレード商品は、カンボジアの民族衣装に使用される生地を使った巾着と、一点一点表情や大きさが違うかわいらしい動物型ストラップの2種類。いずれも現地の女性たちの手作りで、ストラップ(約10センチ)はウサギや熊、犬、象など種類も豊富。おもちゃのように手を動かせるものもある。
ドリップバッグは、酸味が少なく万人受けする「煌」、酸味と甘みを引き立てた「爽」、深いコクが味わえる「深」の3種類のブレンドを封入。いずれも一般的なドリップバッグより多い12グラムの豆を使用し、青年海外協力隊の派遣国から仕入れた豆で自家焙煎するコーヒーの魅力を堪能できる。
価格は巾着とドリップバッグセットが1500円、動物型ストラップとドリップバッグセットが1200円(いずれも税込み)。ともに数量限定で、こまがね市民活動センター「ぱとな」(駒ケ根市中央)1階のコーヒーカウンターと協力隊珈琲オンラインショップで販売している(送料別途)。
収益の一部は、現地の支援団体に貧困家庭の子どもとして登録されているサウス・サリンさん(13)の支援にも充てられる。サリンさんは両親と3人暮らし。将来、警察官になることを夢見て日々の勉強を頑張っているが、建設業者で働く父親の収入が新型コロナの影響で激減し、厳しい生活を送っているという。
JOCA「協力隊珈琲」の下萩くるみさん(24)は「巾着もストラップも現地の皆さんがこだわって作っている商品。こうした支援の仕方があることも知ってもらえれば」と話している。
ぱとなのコーヒーカウンターは3~6日休業。問い合わせはJOCA(電話0265・98・0328)へ。
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