ガラス工芸の技法「バーナーワーク」を使って制作に取り組む作家4人の作品展「バーナーワークの世界2024」が、諏訪市湖岸通りの北澤美術館で開かれている。とんぼ玉やオブジェ、ランプ、アクセサリーなど、作家の個性が光る表現豊かな作品が並んでいる。5月26日まで。
バーナーワークはバーナーの炎でガラスを溶かし、軟らかくして形作る。同美術館では作品を広く紹介したいと展覧会を毎年開き、今回が12回目となった。
作家4人は城下鮎子さん=山梨県北杜市=、秋田泰宏さん=岐阜県揖斐川町=、宮野美樹さん=愛知県豊田市=、矢野容子さん=名古屋市。1人50~100点ほどずつ出品した。カエルやタイなどを立体的にあしらったとんぼ玉をはじめ、ワスレナグサや猫などのオブジェ、編み物のように輪を幾つも重ねたランプなど。幾何学模様などを表現したアクセサリーも目を引く。
学芸員の伊東宏実さんは「技法は一緒でも、生まれてくる作品は多彩なところを見てほしい」と呼び掛けている。作品は販売もしている。4月28日、5月3~5日には出品作家の制作実演を予定。
開館時間は午前9時~午後6時。会期中は無休。入館料は大人1000円、中学生500円、小学生以下は無料。問い合わせは同美術館(電話0266・58・6000)へ。
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