諏訪市小和田の八剱神社は14日、同市上諏訪の胡桃久保の社有地で御柱用材植樹作業を行った。四役や林野委員会メンバー、青年総代ら約30人が参加。将来の御柱で「てこ棒」にするコナラやミズナラの苗木約40本を植え付けた。
てこ棒は御柱の向きを変える際などに用いる。同神社では林野委員会が中心となって植樹を継続。この日は最大斜度40度の斜面を登り、安全第一で作業を進めた。苗木にはシカの食害を防ぐネットを取り付けた。
同委の関治美委員長によると、順調に育てば次々回の御柱祭で、てこ棒として使える大きさになるという。岡崎広幸大総代は「先輩方が苗木を植えて育て、私たちが恩恵を受けている。きょうは皆が次代につなぐという思いを持って作業している」と話していた。
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