県ホッケー協会に所属する国際審判員、山田恵美さん(44)=駒ケ根市中割=が、7月27日に開幕するパリ五輪ホッケー競技で審判員を務める。2021年の東京五輪でも計6試合審判を務めた実績があり、2大会連続で、日本人唯一の審判員に選ばれた。国際審判員の定年は47歳だといい、今大会が最後の五輪。「審判キャリアの集大成。日本代表としての誇りを持ち、後悔のないよう良い笛を吹いてきたい」と意欲を見せる。
山田さんは同市の赤穂小学校でホッケーと出合い、強豪の山梨学院大学ホッケー部でプレー。大学在学中の2000年に国内B級審判員の資格を取得し、04年には国際審判員に。これまでに国際大会で100試合以上の審判を担当。23年にはフル代表による国際試合を100試合経験した審判に、国際ホッケー連盟から贈られる「ゴールデンホイッスル」を受賞。日本人としては歴代3人目だった。
国際試合では、球速100キロ超のボールが行き交う中で、6~7キロほど走り回るという。「走って近い場所で裁かないと、選手には信頼されない」と山田さん。五輪に向けて走り込みを続けているといい、「選手とのコミュニケーションを大切にし、しっかり走り、双方にとって良い試合だったと思ってもらえるようにしたい」と意気込む。
山田さんは16日に駒ケ根市役所を訪問し、伊藤祐三市長に大会への派遣を報告。伊藤市長からエールを受けた。東京五輪は無観客試合だったといい、「観客で満員になっている会場で、選手がプレーしているところを自分も楽しみたい」と目を輝かせた。
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