諏訪市湯の脇の温泉寺で14日、防災・減災に必要な知識を得る「防災ゲーム」が行われた。こども食堂の活動の中で実施し、地元の市消防団第一分団や総合学習で防災を学んだ中学生らが協力。地域の子どもや親子らが障害物競争にも似たゲームを通して、避難時の持ち出し品や倒壊家屋からの救助の求め方などを学び、日頃から災害に備える大切さを再認識した。
「地震発生!」の声を合図に2~3人ずつスタートを切った。ヘルメットをかぶった子どもたちはテーブルの下をくぐり、畳の上に落ちたペットボトルの飲料水や手袋、玩具、縁起物など約30品目の中から、「災害時に必要」と思う物品を三つだけ選んで手にしたバッグの中へ。倒れてくる段ボール家具を避けながら前進した。
最終関門での使命は「暗闇の中で音を鳴らして助けを求めよ」。暗幕をかけたテーブルの下で、防犯ブザーや鐘を探して音を出した。諏訪清陵高校付属中学校3年の生徒(14)らが、防災・減災をテーマに進めた総合学習と探究学習を基に必要な行動を助言。「倒壊家屋からの救助を求めるのに『助けて』の声だけでは足りない。可能であれば、物を使って大きな音を出して」と伝えた。
「体験することで、いざという時に役立つ知識と行動が身に付く。防災・減災の意識を高めてもらうきっかけになれば」と企画した温泉寺の滝真木さん。第一分団の辰野博之副分団長らは最低限必要な防災用品などを伝えて家庭での備えを呼び掛け、上諏訪中の生徒も運営に協力した。
防災ゲームを体験した上諏訪小学校3年の児童(8)は「暗闇もあって怖かったけれど、本当の地震はもっと怖い。準備しておくことが大事だと思った」と話していた。
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