夏の3連休がスタートした13日、諏訪、茅野、下諏訪の3市町にまたがる霧ケ峰には見頃を迎えたニッコウキスゲを目当てに大勢の観光客やハイカーが訪れた。今夏は花やつぼみが多い「当たり年」とされ、車山肩(諏訪市)の群生地には黄色い花のじゅうたんが出現。14、15の両日も混雑が予想され、県霧ケ峰自然保護センターは、朝夕や平日の来訪、少し離れた駐車場から群生地に向かう「歩く霧ケ峰」を推奨している。
車山肩の駐車場は午前9時前にほぼ満車に。来訪者は高原の涼風を浴びながら、シカよけの電気柵の内側に咲くニッコウキスゲを眺め、山々の景色も楽しみながら遊歩道や登山道を歩いた。
「過去10年では一番良く咲いている」と、霧ケ峰パークボランティアとして活動する諏訪市角間新田の北野金市さん(77)。「昔の夏の霧ケ峰は永遠と黄色が続いた。シカの食害で花が寂しい年が長く続いたが、ここまで戻ってくれた」と感慨深げに語った。
霧ケ峰に関わる機関・団体でつくる霧ケ峰自然環境保全協議会が、かつての植生と草原景観に近づけようと、秋のササ刈りを継続してきた車山肩西側の斜面も黄色い花がびっしり。昨年5月の林野火災で延焼した富士見台(同)の群落も当たり年で、3連休初日のにぎわいを見せた。
「霧ケ峰には何度も足を運んでいますが、この時期は2回目。黄色やオレンジに染まる斜面。この光景に出合えて幸せ」と兵庫県宝塚市の会社員佐藤直子さん(58)。ニッコウキスゲと草原性鳥類ノビタキの共演を求めて、カメラを手に散策していた。
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