今夏限りで閉鎖となる市運動公園プール。営業初日は友人同士や親子連れの姿が見られた

茅野市運動公園プール 最後の営業始まる

2024/07/14 06:00
社会

茅野市運動公園プールの今季の営業が13日、始まった。市内外から親子連れらが訪れ、遊泳を楽しんだ。同プールは今夏を最後に閉鎖する。雲間から降り注ぐ夏の日差しの下、歓声が響く一方で、閉鎖を惜しむ声も聞かれた。

 

同プールには150メートルの流水プールやスライダー、50メートル、25メートルの競泳用、幼児用の各種プールがそろっており、1977年の開場以来、多くの利用客を受け入れてきた。閉鎖は施設の老朽化に伴うもので、市の行財政改革の一環で閉鎖が決まった。

 

13日は、流水プールや幼児用プールで親子連れの姿が見られた。流水プールでは、利用客は流れに乗って勢いよく泳いだり、浮輪を使い、流れに身を任せたりして思い思いに過ごしていた。水の中での鬼ごっこではしゃぐ親子もいた。

 

親子で訪れた牛山元さん(36)=同市玉川=は、小学生時代には毎年のように利用していたといい「近場で比較的プールの種類もあり、子どもや子ども連れにはとてもありがたい施設。自分自身もこのプールにたくさんの楽しい思い出があるので閉鎖は残念」と話した。

 

今夏の営業は8月18日までで無休。遊泳時間は午前10時~午後3時45分。同プールの指定管理者パティネレジャーの長尾翼さん(33)は「透き通ったきれいな水と低めの水温は当プールの特長。今年の夏も暑くなるようなので、ぜひ多くの人に足を運んでほしい。営業最後の年を事故のない、いい夏にしたい」と話していた。

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