ミツロウキャンドルを手に来場を呼び掛ける信州大学農学部環境学生委員長の清水希歩さん(右)ら

環境問題考えよう あす信大農学部でイベント

2024/07/01 06:00
地域

信州大学農学部環境学生委員会は2日午後6時から、環境問題を考えるイベント「キャンドルナイト2024」を南箕輪村の同大伊那キャンパス内にある生協前広場で開く。コロナ禍を経て、地元食材を生かす飲食店の参加が実現。学生たちは「地域とのつながりを広げたい」と語り、多く来場を呼び掛けている。

 

東日本大震災からの復興を願って2011年に始まった。ミツバチが生み出すロウから作ったミツロウキャンドルをともし、ほのかな明かりの中で環境問題と向き合う時間を提供する。今年もオーガニック生活雑貨店「ワイルドツリー」(伊那市荒井)から借りた約150個のミツロウキャンドルで会場をライトアップする計画だ。

 

飲食ブースでは、鹿肉を使った50食限定のカレー(1000円)や酵素玄米おにぎり(200円)、玄米粉ドーナツ(230円)を販売する。学生サークルが出演するステージ発表は、楽器やスピーカー、アンプなどの電源に太陽光エネルギーを使用し、ケルト音楽やジャズ、ロックなどの多彩な音楽を披露する。

 

会場内を巡り、環境に関するクイズに回答するとエコバッグがもらえるクイズラリーもある。環境保全のため食器の持参や、ごみの持ち帰りに協力を求めている。

 

環境学生委員長の清水希歩さん(20)=同大農学部3年=は「飲食の提供や学生サークルの演奏を楽しみながら、大学のことも知っていただけたら。ミツロウキャンドルで安らぎを感じてほしい」と話している。雨天の場合は屋内で開催する予定。

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