富士見町境小学校は19日、伝統の相撲大会「大相撲押立場所」を同校近くの押立山で開いた。自分で考えたしこ名で土俵に立ち、練習を重ねた所作を披露。集まった児童や保護者、来賓から熱い声援を受けながら、気迫のこもった取組を繰り広げた。
出場した力士は1~5年生の代表者と6年生全員の計34人。しこ名が入った手作りの化粧まわしを着けて東西に分かれて土俵入りした。取組では一気の押し出しや豪快な投げ技、1分以上の大相撲などを見せ、「いけー」「まわしを取れー」などと声援が会場に響いていた。
給食食材や学びの場を提供してもらっている地元企業などの懸賞幕も掲げた。行司や呼び出しも児童が行い、応援も含めて全員が活躍。結びの一番で勝利した「龍生の滝」こと6年生の五味龍生君(11)は「強い相手だったが勝ててよかった。今後も境小の伝統が続いていけばうれしい」と笑顔を見せた。
押立山は「国見山」とも呼ばれ、町史跡に指定。江戸時代に藩主が甲信の村々を俯瞰するために訪れ、藩主をもてなす奉納相撲が行われていたという。約20年前、当時の6年生が土俵跡を発見したのを機に相撲大会が始まった。
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