大ちょうちんに文字やイラストを書き入れる諏訪二葉高書道部の3年生たち

並木通りの大ちょうちん 二葉高書道部が筆入れ

2024/06/13 06:00
地域

諏訪市大手の並木通りを彩る「大ちょうちん」が7月7日に設置されるのを前に、諏訪二葉高校書道部の3年生4人が12日、筆入れを行った。大手1・2区公会所を訪れ、大ちょうちんに夏の晴れた空をイメージした「青雲」の文字を書き入れ。金魚や水草などのイラストも添えて彩り、夏らしさを表現した。

 

大ちょうちんは高さ3.2メートル、直径1.8メートル。「並木通り大提灯保存会」の解散に伴い、今年度から有志ら16人でつくる「かみすわ大提灯保存会」が制作を担う。

 

高校生の筆入れは、スポンサーや会員が「地域の子どもたちに輝く場を提供したい」と発案。2017年から諏訪清陵高校書道部が行っている。諏訪二葉高が参加するのは今回が初めて。

 

生徒たちは交代で大筆を握り、力強く文字を書き入れた。背景には水草や波紋、赤い金魚のイラストをデザイン。「雲」の文字を担当した生徒(17)=岡谷市長地=は「骨組みが凸凹して難しかったけど、思い切って書いた。迫力や涼しさを感じてもらえたら」と期待する。

 

大ちょうちんは全部で6基。9月上旬まで並木通りを彩る。期間中は市民祭り「諏訪よいてこ」や「並木deマルシェ」も開催される予定。代表の藤森優さん(49)は、高校生が制作に携わることで「多くの人がちょうちんを見に街へ出て、にぎわいが増え、交流が広がれば」と願っている。

 

14日には諏訪清陵高書道部の生徒たちが筆入れを行う予定。

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