諏訪6市町村の住民有志が昨年設立したまちづくり団体「100年先の諏訪の未来を語る会『1000人の仲間』」は9日、今年度の総会と勉強会を諏訪市総合福祉センターで開いた。会員ら約40人が参加。総会では事業計画などを承認し、より良い地域となることを目指して活動することを確認した。
事業では、100年後の理想とする諏訪地域の実現に向けた提言、提案をまとめ、発表する計画。勉強会と懇談ミーティングを隔月で開き、関連イベントも行う。岩波豊明代表(71)=同市中洲=は「とてもできないと思っていても、夢を示すことによって何とかなるかもしれない。何とかならないかもしれないが、夢を出すことが必要だと思う」と話した。
勉強会は昨年度3回開き、今回が第4回。講師は下諏訪町でマスヤゲストハウスを営む斉藤希生子さん。築100年の旅館を改装して開業し、地元の人たちの協力を受けながら下諏訪の魅力の発信もしている10年間を振り返った。新しい店舗が増えて移り変わるまちの景色を紹介し、「暮らしの中に楽しさや豊かさを与えてくれていると感じる」と語った。
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