「みんなに会いたカッパ(かった)よー」。全国各地のカッパ愛好団体が集う交流会「河童サミットinKOMAGANE」(河童連邦共和国主催)が9日、駒ケ根市で開かれ、同市の団体「駒ケ根天竜かっぱ村」の住民らが、訪問したカッパ仲間たちを歓待した。カッパに特化した博物館「おもしろかっぱ館」や観光名所なども案内。二つのアルプスに囲まれ、きれいな水に恵まれた自然の豊かさなどをアピールし、カッパにまつわる伝説が根付く地域の魅力を伝えた。
同サミットは35年目で、今回、同市で初めて実現。台湾や北海道など国内外にある十九のかっぱ村から、同共和国の縄田圭一大統領をはじめ約90人が来駒した。総会後の全国交流会では、「カッパー(かんぱ)イ」など、カッパにちなんだ駄じゃれを交えながら、談笑。駒ケ根側が手作りした、カッパの顔を模したオリジナル帽子は好評で、参加者が一斉にかぶった光景は壮観そのもの。各かっぱ村の代表者らが、それぞれの地域をアピールした。
駒ケ根天竜かっぱ村を代表し、中央アルプス観光の元社員、竹村章さん(70)が講演。200種類もの高山植物や流れ星を楽しめる中央アルプス、きれいな水で作り出される農産物のおいしさなどを紹介した。地元の小学生らでつくるダンスグループは同村のテーマ曲「みんなおいでよ かっぱ村」に合わせて、愛らしい踊りを披露。出演した東伊那小5年の小池未来帆さんは「喜んでもらえて、うれしい。駒ケ根には、かっぱ伝説があって気に入っている」と笑顔。次回サミットの開催候補地として名乗りを上げる札幌かっぱ村の小川久樹村長は踊りを見て、感激した様子。「夢やロマンを次世代につなぐことが大切だと感じた。次回サミットもぜひ成功させたい」と意欲を見せた。
駒ケ根天竜かっぱ村の坂井昌平村長(73)は「サミットを弾みに、若い人を巻き込んで地域づくりに取り組んでいきたい」と意気込んだ。
同村は、同市東伊那に伝わる河童の妙薬伝説を生かし地域活性化につなげようと、1990年に誕生。かっぱ館は昨年に開館30周年、同市のPRキャラクター「こまかっぱ」は今年で生誕10周年を迎えた。
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