岡谷市内のモデル地区で始まったプラスチック資源の試験回収=上浜地区

プラ資源の分別促進 岡谷市が試験回収

2024/06/06 06:00
社会

岡谷市の上浜区と間下区で5日、プラスチック資源の試験回収が始まった。国の「プラスチック資源循環促進法」(2022年4月施行)の成立に伴うもので、自治体によるプラスチック製容器包装とプラスチック製品の分別収集が義務付けられている。同市では上浜区と間下区に加え、花岡区と三沢区の4地区をモデル地区に指定して6~7月に試験回収を実施。来年4月からの全市回収を目指す。

 

試験回収ではこれまで、「可燃ごみ」としていたクリーニング袋や、バケツ、ハンガー、ストローなどの「製品プラスチック」を、「その他のプラスチック製廃棄袋」に一緒に入れて排出する。市民の負担軽減を図るとともに、可燃ごみを減量化することで、諏訪市と岡谷市、下諏訪町の可燃ごみを 処理している諏訪湖周クリーンセンター「ecoポッポ」の長寿命化も期待する。

 

初日の上浜区のごみ集積所では、同区衛生自治会の役員と市環境課職員の4人が収集量や製品プラスチックの排出量などを調査した。今後、試験回収中の調査をまとめ、8月以降に結果をモデル地区に報告する。

 

市内全域でプラスチック資源の回収方法などの説明会を行い、全市回収につなげる予定。市環境課は「プラスチック資源の排出ルールを周知し、可燃ごみの減量化、市民の負担軽減、海洋プラごみの削減にもつなげたい」としている。

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