プレゼントされた絵本を早速広げ夢中で見入る園児たち=宮川第二保育園

環境絵本、年長児に贈る 美サイクル茅野

2024/06/05 06:00
地域

茅野市の環境分野の市民団体「美サイクル茅野」の環境絵本部会は今年も、市独自の環境絵本「やつがたけのちっち」を市内の保育園、認定こども園の年長児に贈る。23年続く取り組みで、コロナ禍後、久しぶりに部会員が各園に出向いて手渡し会と語り聞かせを行っている。4、5日で全19園の384人に届ける。

 

絵本は八ケ岳に住むヒメネズミちっちがささ舟で川を下る物語で、実在する動物や植物、山、川、滝も登場し色彩も豊か。保育園などの場所を記した地図やささ舟の作り方も載っている。八ケ岳に象徴される豊かな自然環境を知り、感性豊かに、郷土を愛する心を育んでもらおうと、当時の園長らが2年がかりで製作した。

 

宮川第二保育園では、部会長でもある勝野剛史園長と濱田友城副部会長(宮川保)が大型絵本で読み聞かせを行い、込められた思いを伝えながら一人ひとりに手渡した。絵本は園児の名前入り。物語にまつわるクイズや歌などが載った「ちっちしんぶん」も挟まれており、園児は夢中で見入っていた。

 

絵本は茅野ロータリークラブから寄贈された。

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