積み土のう工法に取り組む参加者ら

豪雨や台風に備え 茅野市水防・土砂災害訓練

2024/06/04 06:00
地域

茅野市水防・土砂災害訓練は2日、同市湖東小学校で開いた。湖東地区各区や市民ネットワーク防災ちの、市、市消防団、茅野消防署、茅野警察署などから約250人が参加。梅雨や集中豪雨、台風などに備えて、水防工法講習会や避難所開設運営訓練に取り組んだ。

 

水防技術の向上や水防体制の充実、土砂災害に対する警戒避難体制の強化と住民の防災意識の高揚を目的として、毎年実施。1年に1地区ずつ会場にして開いている。

 

参加者は5班に分かれて、水防工法講習会、避難所設営訓練、多機能消防車と災害支援車の見学を順番に行った。水防工法講習会では、茅野消防署員の指導の下、袋に土を詰めて土のうを作った後、水を防ぐ積み方やくいとブルーシートを使ったより強化した土のう工法を実践。避難所設営訓練では、テント張りや市で備蓄している簡易トイレの組み立て方や使い方を学んだ。湖東分団が水防工法の一連の流れを実演する想定訓練も行った。

 

白井出区の牛山津人志区長(65)は「定期的にやり方を学び、知っておくことが大事。いざという時には消防団と協力して取り組めるようになれば」と話した。

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