岡谷市民病院(岡谷市)は今年度、産婦人科の新しい取り組みとして「セルフケア・家族ケア外来」と「子宮鏡センター」を開設した。「セルフケア・家族ケア外来」では、主に女性の体の不調や頭痛、肩こり、ひざ痛、尿漏れなどの慢性的な症状の相談に対応し、食事を中心とした生活改善で自らや家族をケアできるよう促す。産婦人科医長の鈴木靖子医師は「何カ月も治らない症状があれば来てみてほしい。生活の中に治すヒントはたくさんある」と呼び掛けている。
男女ともに自炊率が下がったことなどを背景に、食生活や生活様式の変化でホルモンバランスが乱れやすい環境が現代にはあるといい、女性に限らず慢性的な症状の悩みに対応する。体全般の悩み、生理不順や産後ケア、育児などの相談も受け付ける。
生活改善については、朝昼夕の食事量や間食の種類と量、1週間に行う運動、睡眠の計画を立てることや規則正しい排便の習慣などを指導する。
米を中心にした食生活を推奨する鈴木医師は、「食事がおろそかで自律神経のバランスを保てない人が多い。病院に来る人に米を食べない人の割合が増えてきた」との実感を語り、1人の生活が改善されることで家族や周囲も影響されて改善されることに期待している。
子宮鏡外来では、膣から子宮口を通してスコープを挿管する手術を実施。腹部に穴を開ける腹腔鏡手術より体への負担が少ないのが特徴。子宮筋腫切除、子宮内膜ポリープ切除、子宮内膜焼灼などを行っている。
「セルフケア・家族ケア外来」の診療は予約制で毎週火曜日午後4時からと金曜日午後3時から。「子宮鏡センター」は月曜日と水曜日が手術日。問い合わせは同病院(電話0266・23・8000)へ。産婦人科外来の受付は午後2~4時。
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